こんにちは、みなさん!ファミリーキャンプの魅力を発信するブログを運営している、2児の母のノハラです。
最近、ママ友から「キャンプしたことないけど、小学校で野外学習研修(林間学校など)あるくらいだし、子どもにとっていろんな意味でいい効果あるってことだよね…」と言われることがありました。
なんとなく楽しんでたキャンプでしたが、たしかにただ楽しいだけじゃなくて、子どもたちにとって学びあるよなぁ…でも具体的にどんなことがあるだろう。
それがわかればもっと積極的にキャンプ未体験の友達もキャンプに誘えてグループキャンプできるのではないか!?と考えました。
そこで今回は、現役小学校教員であるわが家の夫に、教育のプロの視点から見たファミリーキャンプのメリットについて聞いてみました!

実は現役バリバリ教員歴15年の小学校教員なのです
そんな夫に「キャンプって教育的に見て、子どもにどんな良い影響があると思う?」と聞くと、3つのポイントを挙げてくれました。
現役小学校教員に聞いてみた!キャンプがもたらす3つの教育効果
1.防災教育:生きる力が身につく
キャンプは、電気や水道といったライフラインがない環境で生活する体験そのものです。この不便な状況を経験することで、もしもの災害時にどう行動すればいいか、具体的にイメージできるようになります。
- 火の扱い方を知る: 焚き火で暖をとったり、調理をしたりする経験は、ガスや電気が使えない状況で火を起こすスキルにつながります。また普段からIHや電気での調理がメインのご家庭も増えてきているので、実際に火で調理する体験自体が珍しいお子さんも少なくないかもしれません。
- テント設営・撤収の経験: 避難所や避難場所で身を置くスペースを確保するために、テントを設営したり、片付けたりする力が役立ちます。
- 持ち物の厳選と工夫: キャンプでは限られた荷物で過ごすため、本当に必要なものを判断する力が養われます。これは、災害時に持ち出すべき防災グッズを考える上で非常に重要です。なんとなく必要そうなものを非常用持ち出し袋につめこむより、実際に自分がキャンプで「あ、これがあるとこういう時便利なんだ!」という気づきを得られると、より自分に合った備えができます。

電気や水道が使えない環境で生活する経験は、子どもたちにとって貴重な学びになります。災害が起きたときにどう行動すればいいか、具体的にイメージできるようになります。
また災害時は、普段の快適な生活から一転して不便な状況になります。しかし、キャンプは「不便」を楽しむレジャーです。この経験を通じて、子どもたちは災害時の生活をネガティブに捉えるだけでなく、キャンプの際の楽しい体験をもとに前向きに対応する力を身につけることができます。
- どんな状況でも対応できる柔軟性: 天候の変化や予定外の出来事に臨機応変に対応する力を養うことで、予測不能な災害時にも冷静に行動できるようになります。
- 限られた資源で工夫する力: 簡易的な料理を作ったり、必要以上に洗い物を出さない工夫など、限られた資源を最大限に活用する知恵と工夫が身につきます。
さらにキャンプは、座学だけでは学べない実践的な防災知識を身につける絶好の機会です。
- ハザードマップの理解: キャンプ場の場所を選ぶ際に、川の近くや土砂災害の危険性などを意識することで、地形や自然災害のリスクについて自然と学ぶことができます。
- 救急・応急処置の知識: キャンプにはケガがつきものです。応急処置セットを準備し、使い方を学ぶことで、万が一の時にも落ち着いて対処する力が身につきます。

実際うちの子供たちは転んだり小さな怪我をしたりしています。念のため医療証や保険証の持参はお忘れなく。近隣の病院も念のためチェックしておきましょう。
以上のことからファミリーキャンプは、楽しみながら、いざという時に役立つ「生きる力」や「防災意識」を育む、最高の教育の場と言えるのではないでしょうか。
2.自然とのふれあい:五感を刺激し、好奇心を育む
キャンプの醍醐味といえば、やっぱり豊かな自然!
澄んだ空気、鳥の声、満天の星空…キャンプ場に行くと、日常ではなかなか感じられない大自然の美しさに触れることができます。
現代の子どもたちは、室内で過ごす時間が増え、五感を使う機会が昔より少なくなっています。しかし、キャンプでは五感がフルに刺激されます。
- 視覚: 満天の星空、夕焼け、木々の緑、色とりどりの花々など、自然の美しさに触れることで、感性が磨かれます。
- 聴覚: 鳥のさえずり、風が木々を揺らす音、川のせせらぎ、焚き火のパチパチという音など、自然が奏でる音に耳を澄ませることで、聴覚が研ぎ澄まされます。
- 嗅覚: 焚き火の匂い、土の匂い、草花の香りなど、自然の匂いを嗅ぐことで、嗅覚が刺激されます。人工的ではない、自然のかおりをられるのは実際に自然の中に身を置くことだけでかなえられますよね。
- 触覚: 裸足で土や草の上を歩いたり、木の幹や石を触ったりすることで、触覚が養われます。
- 味覚: 自然の中で食べる食事は、格別な美味しさ!

これらの体験は、子どもたちの創造力や表現力を育む基盤となります。
また、自然の中には、子どもたちの「なぜ?」「どうして?」を刺激するものがたくさんあります。
- 「この虫の名前は何?」
- 「どうしてこの植物はこんな形をしているの?」
- 「この葉っぱはなんでこんなに大きなの?」
このような疑問を解決しようとすることで、子どもたちは自ら調べたり、考えたりするようになります。図鑑を片手に虫を探したり、植物の観察をしたりする中で、教科書だけでは得られない「生きた知識」が身につき、学びの楽しさを知るきっかけになります。
さらに、新鮮な空気を吸い、太陽の光を浴びながら自然の中で思い切り体を動かすことは、心身の健康にも良い影響を与えます。
- ストレス軽減: 自然の中にはリラックス効果があり、子どもたちの精神的な安定に役立ちます。マイナスイオンたくさん吸い込みましょう。
- 運動能力の向上: 普段はきれいに舗装されたきれいな道を歩く子ことが多い子供たちですが、デコボコした地面を歩いたり、坂道を登ったりすることで、バランス感覚や足腰の筋肉が鍛えられます。
このように、キャンプを通じて自然と触れ合うことは、子どもたちの学びと成長にとって非常に重要な体験となり心身ともに健やかになれると思います。

3.きずなを深める:家族みんなで一つの目標に取り組む
キャンプは、テント設営や焚き火、料理など、家族みんなで協力して取り組む作業がたくさんあります。
子どもたちはもちろん、大人も一緒になってワイワイ作業することで、自然と笑顔があふれ、より家族の一体感を感じることができます。

家族で協力して何かを成し遂げる経験は、家族の絆をより一層深めてくれる。子どもたちは、自分の役割を果たすことの大切さや、誰かと協力する喜びを体感できる!
まとめ:キャンプは最高の「体験学習」
夫の話を聞いて、ファミリーキャンプはただのレジャーではなく、子どもたちの成長にとって欠かせない「最高の体験学習」だよなぁと改めて実感しました。
防災意識を高めたり、自然の豊かさを感じたり、そしてなにより家族のきずなを深めたり。キャンプには、学校の授業では得られない学びがたくさん詰まっています。
もし、キャンプに興味があるけれどなかなか一歩踏み出せない…という方がいたら、まずは日帰りデイキャンプや、レンタル品が充実したキャンプ場から始めてみるのがおすすめです。
この記事が、みなさんのキャンプデビューのきっかけになれば嬉しいです!
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